小林道場での短期内弟子体験記 (いわき合気道クラブ鈴木聖崇) 

小林道場での住み込み研修  福島県いわき市東湖塾 鈴木聖崇

■所沢道場での経験

3月10日(木)今年の夏に参加するアメリカ・コロラド州デンバーの滞在に向けて、所沢道場の基で3日(+審査見学1日)内弟子として住み込み研修を行いました。実際の研修自体は3日でしたが、私は道場までの経路や交通方法などを自ら調べることから始まっていたと思っています。研修当日、東京の複雑な駅のホームを右往左往しながら、山手線~西武新宿線に乗り換え、道場のある航空公園迄辿り着いたことは忘れません。ただ予定した時間より遅れてしまったことから、さらに綿密で詳細な計画性が必要だと感じています。

研修初日、所沢道場に到着してから早速稽古が始まります。道場長の小林弘明先生を始め、道場の方々から、分かりやすく丁寧な指導をして頂きました。道場の皆様の経験や技術の深さを垣間見たとともに、自分は未だ未熟者であるということを強く実感しました。また同世代の方々の中には有段者もいて、未だ白帯の私も努力しなければと思いました。他にも子供クラス手伝いにも参加しました。まさか指導するはずが、逆に幼い子供たちに指導されることになるとは思ってもいなかったです。身なりには氣をつけたいと思います。普段は福島県いわき市にある東湖塾で忍山先生と稽古していましたが、この所沢道場で内弟子として稽古したことは、私にとってさらに貴重な経験になりました。

所沢道場での貴重な経験は何も稽古中だけに限った事ではありません。道場内外の掃除や金曜日の朝食作りなど、稽古以外の事でも学びました。未経験のことも多く、同じく所沢道場に泊まっていた先輩のレゼップさんには、忙しい最中、朝食作りに手伝って頂いたり、電車の行先を間違えて待ち合わせした小平駅に遅刻したりと指では数え切れないほどのご迷惑をおかけしました。また様々な経験談を訊かせて頂きまして有難うございます。これからも頑張ってください。私も黒帯を締められるように日々精進します。とても有意義な時間を過ごせました。特に三段の審査では技の一つ一つに圧倒され、合気道の奥の深さを知りました。小林弘明先生のご厚意で、内弟子でありながらその後に行われました宴会にも参加させていただきましたが、二次会には参加できず申し訳ありません。大人の社交場ではどのように振る舞うことが大切なのか勉強になりました。

 

■内弟子を経験して                                                   振り返ってみますと、内弟子として住み込みをした3日は長いようで短かった気がします。1にちのスケジュールは濃密で、稽古中は夢中になって時間を忘れてしまうほどでした。これだけ合気道の練習に打ち込めたのは初めてで、早朝起きるのが大変で体のあちこちが痛み出しましたが、その分充実した住み込み研修になったと実感しています。充実した住み込み研修を送れたのは、すべて小林弘明先生や指導員の先生方のお蔭です。3日目の夜、食事を同席させて頂いた小林保雄総師範からは激励の言葉を頂戴し、自身の体験談についいての話も聞きました。初めは緊張しましたが、話を聞いている内に、とても合気道に熱心な方だと感銘しました小林弘明先生、笠原祐二先生にもご馳走になりました。英語の件ですが、デンバーに行く前に堂々と英語で自己紹介できるように一から勉強します。空港の保安検査場で滞りなく通過できるようにしたいです。

小林弘明先生を始め、所沢道場、小平道場の各先生と門下生の皆様には大変お世話になりました。今回の住み込み研修で学んだことを活かし、デンバー滞在に向けて体力作りなど頑張っていきたいです。心から感謝いたします。ありがとうございました。

 

 

みちのく合気(全東北合気道連盟発行誌)に掲載された記事

合気道の稽古を通して  平成27年合気道東湖塾 坂本雄紀

平成27年1月11日(日)、今年の稽古始めに泉の本部道場で汗を流しました。年末年始の不養生(ただの飲みすぎ?)で体が思うように動くか心配でしたが、気候も良かったせいか案外体も軽く、大変充実した時間を過ごしました。私自身が感じる合気道の醍醐味の一つは(大人クラスの場合)下は中学生から上はご年配の方まで、仕事の内容もさまざまな方々が同じ畳の上で「技の向上を図る」という共通の目的をもって、互いに教え教えられ、切磋琢磨することの’すがすがしさ’ではないかと考えており、新年早々その’すがすがしさ”に触れることが出来、今年も良いスタートが切れました!

私が合気道を始めようと思ったきっかけは、空手をしていた高校時代の友人の「合気道はすごい!」という言葉です。就職して落ち着いた頃、ふとその言葉を思い出し、一念発起して稽古を見学した時に、道場生が忍山先生に技を掛けられ、窓から道場の外に吹っ飛ばされました。

私は「面白そうだ!」と思い、私はその瞬間に入門を決めましたが、その後しばらく経ってから東湖塾の門を叩いたため、先生は見学時のショックで断念したと思われたそうです

また、入門してすぐの稽古中、私は未だ通常稽古に入れず基礎練習をしてたと思いますが、道場生が受け身を取った際、肩を脱臼して救急車で運ばれました。その時「受け身」の大切さを実感し、以後、柔軟体操から入念に体のケアを行い、型の稽古に入るよう心掛けています。

平成17年5月に入門して今年で10年目を迎え、仕事の関係や震災の影響により休会していた時期もあり、ようやく弐段に昇段しましたが、技に関しては恥ずかしながらまだまだ自分の型(スタイル)というものを確立するに至らず、日々、先生や上段者の方に稽古をつけて頂いております。

合気道を始めたお蔭で、仕事も含め、日常生活での人との接し方がスムーズになったような気がします。言葉で説明するのは難しいのですが、以前よりも人との距離をはかるようになったというか、、、

それは「合気道」が他の武道と違い、人と争わないこと、また、年齢や性別、技術の習熟度を問わず、お互い真剣に向き合い、理解しあい、そして高め合うという「精神の錬磨」を、普段の稽古で反復練習しているからだと思います。

これからの私の目標(夢?野望?)・・・「自分の拙い技を磨くことに加え、息子を合気道の世界に誘い、家族ぐるみで末永く合気道ライフを満喫するゾ!!」

 

合気道東湖塾本部道場が「タウン誌イワキ」紹介されました

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